四種混合ってなぁに?
低月齢でもかかる4つの病気(ジフテリア・百日ぜき・破傷風・ポリオ)をまとめて予防するワクチンです、
どの病気もかかると重症化しやすいです。
ジフテリア
感染経路
ジフテリア菌の飛沫感染。
症状
高熱、喉の痛み、犬吠えのような咳、激しい嘔吐。
咽頭部の腫れにより窒息死することもあります。
ジフテリア菌の毒素により心筋炎や神経麻痺を起こすことも。
百日ぜき
感染経路
百日ぜき菌の飛沫感染。
症状
普通の風邪のような症状で始まり、笛のような音のひどい咳が特徴です。
咳で呼吸困難になることが多く、チアノーゼやけいれんが起こることも。
破傷風
感染経路
土の中の破傷風菌がちょっとした傷口から入る感染。
症状
破傷風菌の毒素によりけいれんや筋肉の硬直が起こり、処置が遅れると死に至ることもあります。
ポリオ
感染経路
感染した人の便に含まれたウイルスが口に入ることによる糞口感染です。
ほとんどは症状が出ない不顕性感染で終わりますが、発症時は感染後3日〜1ヶ月に症状が表れます。
症状
小児マヒとも呼ばれる病気です。
4〜8%は軽い風邪症状や胃腸症状。
0.1〜2%で麻痺が発生し、呼吸筋の麻痺で死亡することも。
予防接種
定期接種の一つで皮下注射の不活化ワクチンです。
生後3ヶ月〜12ヶ月まで
初回免疫のために3〜8週の間隔で3回。
3回目接種後6ヶ月以上あけて、標準12ヶ月〜18ヶ月の間に追加免疫1回。
副反応
発熱、下痢、接種部位の赤み、腫れ等がみられます。
回数を重ねる毎に副反応が出やすくなることも。