予防接種〜B型肝炎編




B型肝炎ってなぁに?

B型肝炎ウイルス(HBV)の感染によって起こる肝臓の病気です。

乳幼児がHBVに感染すると、すぐに肝炎を起こさなくてもHBVが肝臓に住み着いた状態(キャリア)になりやすく、成人後に肝硬変や肝臓癌の発症、免疫が落ちた時に重度の肝炎を引き起こします。

感染経路

大きく分けて2つあります。

垂直感染

HBVに感染しているお母さんが出産する時、赤ちゃんが産道で血液と触れることでの感染。

妊婦のHBV検査などの対策が取られているので、現在ではほとんどが予防されています。

水平感染

周囲の人との血液や唾液などの接触からの感染。

症状

全身倦怠感、食欲不振、悪心、嘔吐、褐色尿、黄疸などの症状がみられます。

急性肝炎と慢性肝炎があり、感染してもすぐに症状がわからないことがあリます。

重度の肝炎(劇症肝炎)や肝硬変、肝臓癌などにつながることがあります。

治療法

急性か慢性化、軽度か重度かによって異なりますが、自然治癒を待ったり、薬物療法や透析、移植など多岐に渡ります。

予防接種

定期接種の一つで皮下注射不活化ワクチンです。

お母さんがキャリアの場合とそうでない場合で受ける時期が異なります。

お母さんがキャリアの場合

出生直後、生後1ヶ月、生後6ヶ月の3回。

それ以外の場合

生後2〜3ヶ月頃に4週間隔で2回、初回から20〜24週あけたら3回目。

副反応

だるさ、発熱、接種部位の痛みなどがみられることがあります。

病院を受診するほどの副反応はほとんどみられないようです。

 

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